『へぼ侍』坂上泉さんが「清張賞」受賞作を語る

※この記事は公開から1年以上経っています。
alt
『へぼ侍』で第26回松本清張賞を受賞した坂上泉さん

「西郷」から次代のバトンを託される

ー明治維新で体制が一変し、旧武士の多くにとって最も生きにくい時代となりました。

体制が変わって直後、乗り切れなかった人たち、一方で乗り切れた人たちがいる。明治維新はまさにそうだった。昨日まで徳川幕府、今日から明治政府といっても、日常は昨日から今日、今日から明日へと続く中で、人間がすぐに変われるわけではない。どの時代であろうと人間は葛藤を抱える。その意味で、時代へのこだわりというよりも、そういう人間模様を描くことの方が楽しい...

この記事は会員専用です。
無料会員に登録して、今すぐ続きをチェックしよう!
会員登録をする(無料)

NEXT STORY

アクセスランキング

【総合】よく読まれている記事ベスト5