「わくわく社員」の〝増殖〟活動

スーパーのパート従業員だったマリン(東京・神田)代表の中昌子さんの今の仕事はコンサルタント。飲食業や理美容業などのサービス業、医療機関、介護施設など幅広い顧客を抱える。2007年には社会保険労務士の資格を取得。人事や労務管理の仕事もこなせるようになった。

使命は働く人が笑顔で働ける仕組み作り。これまでは「スマイルコンサルタント」として活動してきたが、数年前から「わくわく社員増殖コンサルタント」の肩書きを使うようになった。ベースはスマイル。人材育成や職場の活性化が主要なテーマだ。

「わくわく社員」とは、仕事に対して使命感や誇りを持っていて、働くことに喜びを感じながら意欲的、主体的にわくわくいきいき働いている人のこと。そういう「わくわく力」の高い人材を増やし、組織を活性化させていくことで、わくわく社員でない社員も自分でも気づかないうちに「わくわく社員」の行動をするようになる。そんなわくわくマインドで主体的に仕事ができる人材を企業内に〝増殖〟させ、お客様満足度だけでなく、従業員満足度の向上も実現していくというのが中さん流人材教育の特徴。

研修メニューはいくつかあるが、例えばわくわくの基本行動として大事なのは挨拶。「わくわく挨拶」には8つのポイントがある。なかなか歯を出して笑えないという人は歯磨きスタイルで笑顔上級者になる。そういう基本行動を習慣化すれば「わくわく社員」になる。

要するに、会社の習慣や空気を変え、風土を変えることが大事ということのようだ。

確かにわくわくと楽しそうに働けば、自分だけでなく自分の周りにいる人も元気にさせることができる。しかもコストがかからない。いつでもどこでもわくわく笑顔の社員になろうと思ったらできる。これを使わない手はないでしょうというのが中さんの考えだ。(次回は5月22日掲載)

文:大宮知信