「身の丈起業」支援の天職デザイナー

フリーエージェントインク(東京・池袋)代表の三宅哲之さんの肩書きは「天職デザイナー」である。名刺には「モヤモヤからの身の丈シゴトづくり」と書かれている。スクール形式の「天職塾」フリーエージェントアカデミーで、単なる「働き方相談」ではなく、自分らしい「天職」を見つけるためのアドバイスをする。働き方の多様化を実践する塾だ。

「今から起業しようかどうしようかとモヤモヤしていて、何をどうしたらいいのかわからないけど何か始めたいという人に対して、起業をがっちりサポートしていく仕事です」 

自分で人生を切り開くアクションの起こし方、「天職」を形にするためのプログラム作成が主な仕事。収益の柱は二つ。一つはマンツーマン方式で個別の相談に乗るコンサル事業、それとスクール方式で運営している塾。 

最初から「天職デザイナー」になろうと思っていたわけではなく、それまでの経験を整理し体系立てたプログラムを作り、相談者に対してこうやったほうがいいですよとアドバイスをしているうちに「気がついたらこれが天職になっていた」 

「その人の人生棚卸から始めます。自分は何ができるのかという土台作りが一番大事なところで、その後、例えばホームページを作るという技術的なこともサポートする。飛行機が燃料を満タン状態にして起業に向けて離陸できる状態までサポートします」

一人ひとりの「天職」を具体的に形にする。天職塾の卒業生ネットワークも生かし、「身の丈起業」をバックアップ。生き方、働き方が主要なテーマだから、当然個人が対象のアドバイスとなる。9年間で70人を超える「身の丈起業家」を輩出。個別相談は1900人に上る。ワークショップは年間100回以上開催している。(次回は4月10日掲載) 

文:大宮知信