クライアントの目標達成を支援

コーチングは1990年代に米国を中心に広まり、2000年ごろから日本でも経営者や職場のリーダー研修に活用されるようになった。ビジネスのみならず教育や医療の現場など様々な分野に広まっている。近年は人材開発の手法として注目されている。

ガンガ-総合研究所(東京・六本木)代表取締役の藤井義彦さんは、企業の経営者層をクライアントに、ビジネス・コーチングを行っている。2011年10月、さまざまな分野のスペシャリストを集め、「グローバル・リーダーシップ・コーチング協会」を立ち上げ、代表理事に就いた。

「コーチングは指示をするわけではない。質問に答えてもらって、自分で判断し計画を立て、モチベーションを高めて解決策を引き出していく。本人にやる気があって、クライアントとの間に信頼関係を構築できるプロにコーチングを受ければ、必ず成功します」

コーチングは対話を通してクライアントの目標達成に必要な視点や考え方、スキルなどへの気づきを促し、自発的な行動を支援する。リーダーとしての能力を高めるだけでなく、自分を変える、収入を増やす、キャリアアップを図るということもテーマになる。

「社長とか社長に準ずる人に対してコーチングを行って、いろいろ〝気づき〟を得てもらう。欧米では広く行われているんですが、日本はまだまだですね。課長まではセミナーや研修があるけど、社長とか取締役ぐらいになると、何でオレが今さら、ということになる」

グローバル競争が激化するなかで、日本が輝いていくためには優秀なリーダーを数多く誕生させる必要がある。そのリーダーを育てるのが藤井さんの役割。一対一のコーチングを受ければ、その後の行動や生き方が変わる。中には「劇的に変わる人もいる」という。(次回は5月8日掲載)

文:大宮知信