強い「ギョーザ」と「牛丼」大阪王将と吉野家がV字回復へ

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子会社売却が黒字化の一因に

吉野家HDは2022年2月期に、店内飲食の増加を目的にキャンペーンを積極的に展開するほか、テイクアウトやデリバリーの需要を取り込むため、新商品開発やデジタルツールの機能強化などに取り組む。

さらに中食・内食市場の開拓のため、国内外で冷凍牛丼の販売増強に向けた生産体制の強化や、中国工場での設備投資に取り組むほか、新しい生活様式への適応を進めるため、グループシナジーを活かしたコラボレーションメニューの販売なども行うという。

こうした対策で、2021年2月期に75億円を超える損失を計上した当期損益は、2022年2月期には20億円の黒字に転じ、営業損益、経常損益も黒字転換する見込みだ。

2021年2月期に22億円を超えるセグメント赤字を計上した子会社の京樽を売却したことも黒字化の一因となる。ただ売上高については京樽分(2021年2月期の売上高は188億9900万円)がなくなるため、2021年2月期に比べ152億円ほどの減収となる。

【吉野家HDの業績推移】単位:億円、2022年2月期は予想

2020年2月期 2021年2月期 2022年2月期
売上高 2162.01 1703.48 1551.00
営業損益 39.26 △53.35 27.00
経常損益 33.69 △19.64 52.00
当期損益 7.13 △75.03 20.00
【吉野家HDの当期損益の推移、単位:億円】

文:M&A Online編集部

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