M&Aにおいて買い手側の経営者は売り手企業の決算書を必ず検討するはずだ。中小企業においてその会社の歴史や文化といったものは、経営者の人生そのものである。人生の総決算という言葉があるが、決算書は経営者の通信簿である。
この際、経営分析用語は無視させていただくが、資産は表の顔、資産を調達する側の負債や資本の部は裏の顔とも言える。中小企業にはそれぞれその会社特有の風土とか文化というものがあり、これは100社の企業があれば100社とも違うものだ...
知り合いの会社はあくまでもM&A候補先のひとつと考え、他の候補先と合わせて戦略的にアプローチしていくことが得策といえるでしょう。
一度M&Aの契約を結んだら、もう元には戻れません。支払いは極力、分割払いを避け、将来の不安を残さないように交渉することをおすすめします。
代表取締役の予選決議の注意点と辞任する場合の登記書類の改正について、フォーサイト総合法律事務所の司法書士/行政書士 大越一毅氏が解説します。