このところ会社のM&Aに絡む仕事が立て続けに舞い込んでいます。コロナショックがむしろプラスに働いた会社がM&Aの好機と捉えたりしているケースもあるかもしれません。今回はM&Aの大まかな流れと、私なりに感じている注意点を取り上げます。
決算書は経営者の通信簿。美しい貸借対照表を作ることは大切である。売り手企業はサビ落しをし、財務力を磨かなければ、買ってもらえない。M&Aの買い手企業にはお金がいる。金融機関との信頼関係を構築することはM&A遂行上重要な要素だ。
ASEANが設立から50周年を迎えた。2017年11月13日にはフィリピン・マニラでASEAN首脳会議が開かれ、安倍晋三首相はASEANでの「質の高いインフラ」投資による連結性の強化や産業基盤の整備、円借款の迅速化といった経済連携策を引き続き進めていくことを明らかにした。日本企業によるASEAN企業のM&Aは現在も増加傾向にあるが、今後さらに加速するのは間違いない。しかし、ASEAN企業とのM&Aには思わぬ「落とし穴」もある。そこで現地でM&Aの組織や人事についてのコンサルティングに当たっているマーサーシンガポールの宮寺宏器プリンシパルに最新事情を聞いた。
M&A実行の際になくてはならないITデューディリジェンス。新会社発足時にITトラブルを発生させていては、会社としての信頼を一気に失うことになる。今回は、軽視されがちなITDDにおいて、気を付けたい3つのポイントをを解説しよう。
M&Aを実行する上で欠かせない手続きとなる「買収監査(デューディリジェンス)」についてわかりやすく解説します。
欧米ではかなり普及しており、近年日本企業によるアウトバウンドのM&A においても、その利用を検討する機会が増えてきている表明保証保険。M&A取引を成立しやすくするその機能とは、何か今回は表明保証保険を紹介する。