どうすればいい?日産がルノーから逃れるための「意外な処方箋」(上)

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「ルノー株を買い増して議決権を消す」は現実的な選択か?

日本の会社法の規定によれば、日産がルノー株の保有比率を現在の15%から25%以上に引き上げれば、ルノーが持つ日産株の議決権は消滅する。つまり、日産はルノーの意向に関係なく経営できることになる。ルノーの時価総額は約183億2900万ユーロ(約2兆3600万円)なので、その10%を買い増すとしたら、2360億円の資金が必要だ。

しかも、その金額で確実に株を取得できるかどうかは疑問だ。通常、こうした経営支配を狙う株式取得には株式公開買付け(TOB)の手法が使われる...

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