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【メタップス】上場直後から怒涛のM&A データを学習する世界の頭脳へ

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【株価】M&A効果が業績、株価を押し上げ

 IPO時は公開価格3,300円のところ、初値は3,040円とやや出遅れた。2015年11月に一時的に公開価格を超えた後は低迷していたが、2016年12月に再び3,000円を突破し、回復傾向にある。

 株価が持ち直してきた背景にはフィンテックやAIといった成長分野への集中投資を鮮明にしたこと、業績も好転していることがある。決算説明資料によると、2016年8月期の第4四半期で稼いだ売上高32億9000万円のうち、およそ10億円程度が直近のM&Aの効果とみられる。まだ売上高の拡大に伴って販管費比率が低下するなど、収益構造が改善している。

 今後の株価は四半期業績の推移や注力するフィンテックやAI分野で新たなM&Aが生まれるかどうかに影響を受けそうだ。

【まとめ】売上高1000億円へ高水準のM&Aが続く

メタップスはコンピューターにあらゆるデータを学習させ、人々の最適な意思決定を支援する頭脳になることを目指している。2020年までの中期経営方針によれば、2017年はフィンテックとAIに対して集中投資し、2018年以降はマーケティングおよびファイナンスの事業資産(様々なデータ)を活用したコンシューマ関連サービスを強化すると掲げる。目標とする2020年の売上高1000億円を達成するために今後も当該分野でのM&Aが続くと予想される。今後はベンチャーならではのスピード感を維持しつつ、買収後の統合管理(PMI)の強化など組織体制をさらに充実させることも課題となりそうだ。

この記事は、企業の有価証券報告書などの開示資料、また新聞報道を基に、専門家の見解によってまとめたものです。

文:M&A Online編集部

M&A Online編集部

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