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【メタップス】上場直後から怒涛のM&A データを学習する世界の頭脳へ

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【財務分析】売上高2倍速で成長、採算も好転


 スマートフォン向け広告市場の拡大を背景に、また2016年8月期は特にペイデザインとビカムの買収により、売上高は右肩上がりに成長している。ただしM&Aによるのれん・減価償却費や、人員拡大による人件費の増加、ファイナンス領域での積極的な先行投資を実施したことが影響し、営業利益は3期連続の赤字となった。なお、2016年8月期の第4四半期では、四半期ベースで上場後初となる営業黒字を達成しており、今後の通期黒字化が期待される。

 2017年8月期の売上高は前期比約2倍の180億円、営業利益は7億円を予想する。同社は最重要指標として成長率を掲げる。先にシェアの拡大を行い、ある程度の規模に達した段階で利益率を高める戦略だ。中期経営方針では、2020年に取扱高1兆円、売上高1000億円、営業利益100億円を目標に掲げている。実現には年率8~9割の成長率が必要で、M&Aなしには達成が難しいかなりチャレンジングな目標と言える。

 領域別にみると、2015年8月期ではマーケティング領域の売上がほぼ全てを占めるも、2016年8月期は、ペイデザインを買収したことによりファイナンス領域での売上が約35倍に急伸している。地域別にはマーケティング領域の売上高の約6割が海外で稼ぐ。特に中華圏、韓国での売り上げが伸びているという。

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