東京証券取引所の「適時開示」ベースで、2018年7月の買収件数(経営権の異動を伴う子会社化・事業取得。ただし、グループ内再編は除く)は前月(28件)のほぼ倍の54件だった。3月決算会社の株主総会が集中する6月は例年、件数が落ち込む傾向があるが、平常月のペースに戻った格好だ。
7月は日本企業がかかわるM&Aで今年3番目の超大型案件があった。産業ガス国内最大手の大陽日酸は同業で世界3位の米プラクスエアから欧州事業を6438億円で買収することを発表した。また、かねて注目されてきた出光興産と昭和シェル石油の経営統合は曲折を経て2019年4月に実現することになった...
2018年1月-3月に発表された 国内企業のM&A案件より抜粋してご紹介します。