【2018年1-6月期(上半期)】日本企業M&A公表案件ランキング
2018年1-6月期(上半期)の日本関連M&A公表案件は25.4兆円と、上半期ベース初の20兆円を突破し、すでに2017年の総額を超えた。今期首位の武田薬品工業によるシャイアー買収が寄与した。
トムソン・ロイター・ジャパン株式会社
| 2018/7/11
2018.07.11
東京証券取引所の「適時開示」ベースで、2018年7月の買収件数(経営権の異動を伴う子会社化・事業取得。ただし、グループ内再編は除く)は前月(28件)のほぼ倍の54件だった。3月決算会社の株主総会が集中する6月は例年、件数が落ち込む傾向があるが、平常月のペースに戻った格好だ。
7月は日本企業がかかわるM&Aで今年3番目の超大型案件があった。産業ガス国内最大手の大陽日酸は同業で世界3位の米プラクスエアから欧州事業を6438億円で買収することを発表した。また、かねて注目されてきた出光興産と昭和シェル石油の経営統合は曲折を経て2019年4月に実現することになった...
2018年1-6月期(上半期)の日本関連M&A公表案件は25.4兆円と、上半期ベース初の20兆円を突破し、すでに2017年の総額を超えた。今期首位の武田薬品工業によるシャイアー買収が寄与した。