「上半期ベース 初の25兆円超 IN-OUT案件 初の10兆円台 I 武田によるシャイアー買収 過去最大案件」

調査会社のトムソン・ロイターによると、2018年1-6月期(上半期)の日本関連M&A公表案件は、前年同期比280%増加の25.4兆円と、上半期ベース初の20兆円を突破し、すでに2017年総額を超えた。1,000億円超の案件は24件、総額21.3兆円が公表され、前年同期から84.8%増加となった。

国内案件は、前年同期比165.3%増の4.6兆円を記録、2006年以降で過去最高額となった。これには総額1.2兆円に上るJERAによる東京電力フュェル&パワー(FP)及び中部電力の火力発電事業案件、また積水ハウス・レジデンシャル投資法人と積水ハウス・リート投資法人の合併案件も寄与した。完了案件は、前年同期比15.8%減少となる8.6兆円、推定手数料合計金額は1,299億円で、前年同期比0.21%微減となった。

日本企業関連 公表案件 上位10位

順位ランク日被買収側被買収側国籍買収側買収側国籍買収側最終親会社国籍ランクバリュー(億円)被買収側マクロ業種被買収側アドバイザー買収側アドバイザー
1 2018年4月19日 シャイアー アイルランド   武田薬品工業 日本 日本 83,864 ヘルスケア 三菱UFJ モルガン・スタンレー/シティ/ゴールドマンサックス 野村證券/エバーコア
2 2018年4月29日 スプリント 米国 TモバイルUS 米国 ドイツ 63,987 通信 みずほ証券/SMBC日興証券/JPモルガン/レイングループ/センタービューパートナーズ 三菱UFJ モルガン・スタンレー/ゴールドマンサックス/PJTパートナーズ/ドイチェ銀行/エバーコア・パートナーズ/クレディースイス/バークレイズ/カナダロイヤル銀行
3 2018年1月18日 ウーバー・テクノロジーズ 米国 投資家グループ 日本 日本 8,520 ハイテクノロジー ゴールドマン・サックス
4 2018年1月31日 富士ゼロックス 日本 富士ゼロックス 日本 日本 6,710 ハイテクノロジー ゴールドマンサックス/センタービューパートナーズ 野村證券/三菱UFJモルガンスタンレー
5 2018年1月31日 ゼロックス 米国 富士フイルムホールディングス 日本 日本 6,659 卸売、サービス ゴールドマンサックス/センタービューパートナーズ 三菱UFJ モルガン・スタンレー/シティ
6 2018年2月27日 東京電力F P- 火力発電事業 日本 JERA 日本 日本 6,289 エネルギー電力 バンクオブアメリカ・メリルリンチ/GCA 三菱UFJ モルガン・スタンレー/野村證券/みずほ証券
7 2018年2月27日 中部電力- 火力発電事業 日本 JERA 日本 日本 5,945 エネルギー電力 三菱UFJ モルガン・スタンレー/野村證券/みずほ証券 バンクオブアメリカ・メリルリンチ/GCA
8 2018年1月4日 ウェスティングハウス・エレクトリック 米国 ブルックスフィールド・ビジネスパートナーズ バミューダ カナダ 5,186 エネルギー電力 ラザード/ロスチャイルド/PJTパートナーズ/Alixパートナー クレディー・スイス/BMOキャピタルマーケッツ
9 2018年5月22日 DHパブリッシング 英国 ソニーコーポレーション アメリカ 米国 日本 4,063 メディア、エンターテイメント ゴールドマン・サックス 三菱UFJ モルガン・スタンレー
10 2018年1月24日 積水ハウスレジデンシャル投資法人 日本 積水ハウス・リート投資法人 日本 日本 2,212 不動産 みずほ証券/SMBC日興証券 野村證券

トムソン・ロイター調べ

(注)公表案件ランキングは、トムソン・ロイターが認識している2018年1月1日から3月29日の期間に公表された案件を対象としており、今期および昨年のデータは日本時間2018年3月30日に抽出したものである。ランキングにおける取引金額はすべて日本円で表示され、不動産案件は除外している。リーグテーブル対象となるのは、合併、買収、市場を介さない自己株式取得、スピンオフ、公開買付による自社株買い、少数株主持ち分(50%以下)の株式取得、及びデット・リストラクチャリング案件である。

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本記事は、「トムソン・ロイター 2018年第2四半期 M&A市場リーグテーブル<日本市場版>」より転載許可をいただいて一部掲載しています。