東京海上HD、欧の再保険子会社を1685億円で売却へ

大型の売却案件もあった。東京海上ホールディングスは再保険事業を手がけるトウキョウ・ミレニアム・リー(スイス)など欧州子会社2社を英領バミューダのルネサンスリー・ホールディングス(RenRe)に約15億ドル(約1685億円)で売却すると発表。再保険事業の位置づけを見直し、収益性が高く安定した元受保険事業に経営資源を集中する。

当事者が未上場企業のため「適時開示」の対象外だが、10月は日本企業がかかわるM&A案件として今年2番目にランクされる超大型M&Aがあった。自動車部品大手のカルソニックカンセイ(さいたま市)が欧米自動車大手のフィアット・クライスラー・オートモービルズの自動車部品子会社マニエッティ・マレリを買収することを決めた。買収額は62億ユーロ(約8060億円)。これを主導したのは米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)だ。

今年の金額首位は武田薬品工業が6兆8000億円を投じるアイルランド製薬大手・シャイアーの買収で事実上不動。ルネサスエレクトロニクスによる米半導体インテグレーテッド・デバイス・テクノロジーの買収(7330億円。9月発表)がこれに続いていたが、カルソニックの案件が730億円上回った。カルソニックは長年、日産自動車の子会社だったが、2017年3月にKKRの傘下に入った。

文:M&A Online編集部