流通・外食で動きが目立つ、ドンキはユニーを子会社に

10月は流通と外食で動きが目立った。

ドンキホーテホールディングスは、ユニー・ファミリーマートホールディングス傘下の総合スーパー、ユニーを2019年1月に完全子会社化すると発表した。282億円で株式を追加取得する。ドンキとユニー・ファミマは2017年8月、資本業務提携し、ドンキが総合スーパー事業立て直しを目的にユニー株式の40%を引き受けた。今後、ユニー・ファミマは経営資源をコンビニ事業に集中する。

ドンキによるユニーの完全子会社に合わせ、ユニー・ファミマはドンキをグループ化することを発表。ドンキにTOBを実施して最大20.17%の株式を取得し、持分法適用会社化する。

食品ディスカウントストアを中部以西で151店舗展開する大黒天物産は、地場スーパーのマミーズ(福岡県柳川市)が展開する30店舗のうち22店舗を取得する。当該事業の売上高は約99億円。マミーズは福岡、熊本、佐賀、長崎県を地盤とし、今回、店舗の大半を譲渡する。また、北陸地盤の食品スーパーのアルビスは同業のオレンジマート(富山市。売上高41億7000万円)を子会社化する。

ゼンショーHD、米の持ち帰り寿司最大手を買収

牛丼店「すき家」を展開するゼンショーホールディングスは、米の持ち帰り寿司店最大手アドバンスド・フレッシュ・コンセプツ(AFC、カリフォルニア州)を子会社化する。AFCは1986年設立で、米国で約3700店舗を展開し、カナダ、豪州を合わせると4000店舗を超える。

やまやは居酒屋チェーンのつぼ八(東京都中央区。売上高75億7000万円)を子会社にする。日鉄住金物産が所有するつぼ八の株式(97.8%)のうち、やまやが53.8%し、同社傘下のチムニーが34%をそれぞれ取得する。

つぼ八は「つぼ八」「伊藤課長」など居酒屋を中心に241店舗を展開し、創業の地の北海道や郊外の店舗が多い。やまやは酒販店を全国展開するほか、子会社のチムニーが「はなの舞」「さかなや道場」など居酒屋を全国で747店舗を持つ。つぼ八、チムニーを合わせて988店舗となり、国内居酒屋チェーン有数の規模となる。

メルカリは上場後初のM&A

今年6月に大型上場で注目されたフリマアプリ大手、メルカリは、自動車関連SNSのマイケル(東京都渋谷区)を子会社化する。株式交換を行うが、金額に換算すると約15億円。上場後初のM&Aで、自動車関連カテゴリーの事業拡大につなげる。