日韓関係悪化の中、企業買収が回復傾向に
韓国関連のM&A件数が回復傾向にある。2019年上期(1-6月)に2件にとどまっていたのが、7-9月に3件増え、5件となった。 日韓関係の悪化がM&Aに与える影響は小さそうだ。
順位 | ランク日 | 被買収側企業 | 被国籍 | ランクバリュー(億円) | 買収側企業 | 買国籍 |
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1 | 7月19日 | カールトン・アンド・ユナイテットブリュワリーズ | 豪州 | 12,144.6 | アサヒグループホールディングス | 日本 |
2 | 1月8日 | ウィーワーク | 米国 | 6,521.7 | ソフトバンクグループ | 日本 |
3 | 5月8日 | シャイアー米国 シードラ事業 | 米国 | 5,842.8 | ノバルティス | スイス |
4 | 8月16日 | ユニゾホールディングス | 日本 | 5,524.6 | サッポロ合同会社 | 日本 |
5 | 5月8日 | ヤフー | 日本 | 5,264.7 | ヤフー | 日本 |
6 | 5月8日 | ヤフー | 日本 | 4,564.7 | ソフトバンク | 日本 |
7 | 9月12日 | ZOZO | 日本 | 4,007.4 | ヤフー | 日本 |
8 | 4月29日 | バンクダナモン | インドネシア | 3,931.0 | 三菱UFJ銀行 | 日本 |
9 | 4月17日 | デュラッグループ | 豪州 | 3,246.1 | 日本ペイントホールディング | 日本 |
10 | 9月9日 | アビエーション・キャビタル・グループ | 米国 | 3,213.0 | TCスカイワードアビエーション | 米国 |
出典:Refinitiv(リフィニティブ)
(注)公表案件ランキングは、トムソン・ロイターが認識している2018年1月1日から2019年9月30日の期間に公表された案件を対象としており、今期および昨年のデータは日本時間2019年7月1日10時に抽出したものである。ランキングにおける取引金額はすべて日本円で表示され、不動産案件は除外している。リーグテーブル対象となるのは、合併、買収、市場を介さない自己株式取得、スピンオフ、公開買付による自社株買い、少数株主持ち分(50%以下)の株式取得、及びデット・リストラクチャリング案件である。公開買付・合併案件は、その案件が完了した日付をもって有効と見なす。
本件の詳細・その他のランキングは、こちらからどうぞ(PDFリンク) https://www.refinitiv.com/ja/
「Refinitiv 2019年第3四半期 M&A市場リーグテーブル<日本市場版>」より許可をいただいて一部掲載しています。
韓国関連のM&A件数が回復傾向にある。2019年上期(1-6月)に2件にとどまっていたのが、7-9月に3件増え、5件となった。 日韓関係の悪化がM&Aに与える影響は小さそうだ。