コスト削減と同時に融資以外の業務を拡大しなくてはならない。M&Aによる紹介料や成功報酬を新たな収益源として育てる狙いもある。M&Aは金融との親和性が高く、金融機関が参入しやすい業界なのだ。
もう一つは岩手銀行のDNAともいえる「救済」の精神だ。グローバル競争や経営者の高齢化で最も打撃を受けているのが、地方の中小企業。とはいえ、規模が小さいだけで、国内はもとより海外でも通用する独自の技術やサービスを持つ企業も少なくない...
日本政策金融公庫は「金融機関に経営課題を相談した中小企業は、金融機関に相談しなかった中小企業よりも事業承継問題に直面している企業が多い」という論文をまとめた。
中小機構が事業承継補助金制を大幅に増額する。地域の事業をしっかりと引き継ぎ、後継者が新しい事業に挑戦するのを積極的に後押しするのが狙い。12月22日に閣議決定した。