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日産悲願の「ルノー支配」脱却を喜んでばかりもいられない理由

※この記事は公開から1年以上経っています。
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日産がルノーとの「不平等提携」から解放される日が近づいている(Photo By Reuters)

ルノーにとってはメリットだらけの「日産ばなれ」

それというのも日産の財務状況はルノーが救済に入った1999年当時に比べれば危機的ではなく、手元資金も約1兆3000億円と自社株を買い戻せる体力は残っている。8000億円超とみられる日産株の売却収入は、EVシフトに向けて事業構造の転換を急ぐルノーにとって干天の慈雨だろう。

しかも、日産がEV新会社にも出資してくれるという「ご祝儀」つきだ。EV新会社が量産体制に入れば、出資する日産も「お得意先」になる。ルノーからみれば、極めて「おいしい話」なのだ...

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