インド放送大手「ジー」、株主のインベスコがソニーとの合併に反対

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9月24日、ムンバイで撮影(2021年 ロイター/Francis Mascarenhas)

[ムンバイ 11日 ロイター] - インドの放送大手「ジー」とソニーグループのインド子会社、ソニー・ピクチャーズ・ネットワークス・インディア(SPNI)による合併計画に、ジー株主の米投資会社インベスコが11日、反対を表明し、経営陣交代を求めた。

インベスコはジーの株式18%近くを保有している。

ソニーとジーは先月22日に合併計画を発表。ジーの創業者は先週、敵対的買収を計画しているとしてインベスコを非難していた。

インベスコが今回、初めて合併計画を公に批判したことで、ジーへの圧力はさらに高まっている。

インベスコは以前から、企業統治の欠如や不正経理問題を受けて、ジーのプニット・ゴエンカ最高経営責任者(CEO)解任など経営陣刷新を求めていたが、ジーは要求に応じず、体制を強化したと説明してきた。

インベスコは11日付の公開書簡とメディア向けの声明で、発表された合併計画では、ジー創業家に持ち分を現在の4%から20%まで増やせるオプションが付与されるが、その方法は「全く不明瞭だ」と指摘。

「合併計画の主要部分における明確性の欠如は全ての株主に関係する」とし、「一般株主を犠牲にして創業家など特定の株主を優遇するような戦略合意には断固反対する」と表明した。

インベスコは他のジー株主に対し、取締役会の独立性強化が急務だと訴え、要求内容への支持を呼び掛けた。

ジー側はコメント要請に応じていない。ソニーも業務時間外のため、コメント要請に回答していない。

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