AUGUST 2021 コメンタリー
欧州各国が、サプライチェーンにおけるESGリスクを規制するデューデリジェンス法を採用しています。また、欧州連合は、欧州及び世界で事業を行う幅広い企業に影響を与える可能性がある人権デューデリジェンス法の制定に向けた作業を行っています。
ドイツの立法府は、2021年6月11日及び25日にサプライチェーンにおける人権及び環境リスクを最小限に減らすことを大手企業に義務付ける、サプライチェーンにおけるデューデリジェンス法を可決しました。当該ドイツの法律は、2017年に制定され、増加する訴訟の対象となっているフランスの企業注意義務法に類似しています。
上記ドイツの新法及びフランスでの現在の訴訟は、サプライチェーンにおけるESGリスクを規制していくという新しいトレンドの先駆けに過ぎません。これらの法律は、世界中のサプライヤーに影響を与えます。今後制定される欧州連合の人権デューデリジェンス法の影響をより的確に評価するためには、フランス及びドイツの動向を詳しく見ることが必要です。
本アラートは、欧州で事業を行う企業及びサプライチェーンにおけるESGの取り組みに関心を有している企業にとって興味深いトピックと考えられることから紹介する次第です。詳細は、Jones Day Commentaries “The Impact of French and German ESG Due Diligence Laws on Business”(オリジナル英語版)をご参照ください。
弁護士 堀池 雅之
ジョーンズ・デイ法律事務所 コメンタリー「フランス及びドイツの「ESGデューデリジェンス法」が事業に与える影響」より転載
ここに記載されている見解および意見は執筆担当者の個人的見解であり、法律事務所の見解や意見を必ずしも反映するものではありません。
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