NEXT STORY
それでも「iPhone SE2 が発売される」3つの理由
いよいよ米アップルの新型iPhone発表が来月に迫ってきた。次期iPhoneの話題が盛り上がる一方で、すっかり影が薄くなったのが小型端末「iPhone SE」の後継機。しかし「SE2」が登場する可能性はむしろ高くなってきたと言える。なぜか。
米アップルの小型タブレット端末「iPad mini」シリーズの新型機種が、2020年中に登場するとの観測が出ている。同シリーズは7.9インチ型ディスプレーを搭載したモデルで、2012年11月に初代「iPad mini」が登場してから、2019年3月に発売された現行の「iPad mini」まで5世代のモデルが登場した。
「昨年の発売なら、今年モデルチェンジするのは当然だろう」と考える人も多いだろうが、「iPad mini」に関してはそう単純ではない。確かに初代から「iPad mini4」までは、他の「iPad」シリーズ同様、毎年モデルチェンジがあった。
ところが「iPad mini4」から現行の「iPad mini」(第5世代)までは実に3年半もの空白期間があったのだ。一時は「iPad mini」シリーズの廃止説が有力だったが、2019年3月に新モデルが発表された。「iPad mini」シリーズのモデルチェンジが遅れた最大の理由は、画面サイズの中途半端さ。
iPad miniの歴代モデル | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
世代 | モデル名 | 発売 | 発売間隔(月) | CPU | 本体メモリー最大容量 | データ通信方式 |
1 | iPad mini | 2012年11月 | - | A5 | 64GB | Wi-Fi+4G LTE |
2 | iPad mini Retinaディスプレイモデル(「iPad mini2」) | 2013年10月 | 11 | A7 | 128GB | Wi-Fi+4G LTE |
3 | iPad mini3 | 2014年10月 | 12 | A7 | 128GB | Wi-Fi+4G LTE |
4 | iPad mini4 | 2015年9月 | 11 | A8 | 128GB | Wi-Fi+4G LTE |
5 | iPad mini | 2019年3月 | 43 | A12 Bionic | 256GB | Wi-Fi+4G LTE |
6 | iPad mini6(次期モデル) *仕様は予想 |
2020年中 | - | A13 Bionic or A14 Bionic | 256GB or 512GB | Wi-Fi+5G |
初代「iPad mini」が発売された当時の「iPhone5」(2012年9月発売)のディスプレーが4インチだったのに対し、現行「iPad mini」が登場した当時の「iPhoneXR」(2018年10月発売)は6.1インチ、「iPhoneXS Max」(同9月発売)に至っては6.5インチと大画面化が進み、7.9インチのままの「iPad mini」は「帯に短したすきに長し」と評されるようになったのだ。
いよいよ米アップルの新型iPhone発表が来月に迫ってきた。次期iPhoneの話題が盛り上がる一方で、すっかり影が薄くなったのが小型端末「iPhone SE」の後継機。しかし「SE2」が登場する可能性はむしろ高くなってきたと言える。なぜか。