公開日付:2021.02.04
「喫茶室ルノアール」などを運営する(株)銀座ルノアール(TSR企業コード:291251080、中野区、JASDAQ)は2月4日、新型コロナの感染拡大による時短営業やテレワークなどで来店客が減少し、2021年3月期(連結)の純利益が2009年3月期以来、12年ぶりの最終赤字になりそうだと発表した。
ルノアールは、店舗閉鎖などコスト削減を進めている。また、1月末までに都内の8店舗に個人が利用できる仕切られた「ビジネスブース」を開設し、テレワーク需要を取り込む。
2011年3月期から2020年3月期(連結)まで10年連続の増収を続け、喫茶店業界で独自の地盤を形成した「ルノアール」。出店は駅前が中心で、会社員の時間調整や休憩、商談などに利用されるケースが多かった。しかし、新型コロナの影響で、テレワークの浸透や外出自粛、時短営業などから大幅減収、赤字転落の見通しだ。また、昨年4月施行の受動喫煙防止法による完全分煙も業績に影響した可能性がある。
2021年3月期通期(連結)の業績予想は、売上高41億円(前年比49.0%減)、営業利益19億2700万円の赤字(前年4億1400万円の黒字)、当期純利益21億2000万円の赤字(前年5100万円の黒字)を計画している。
同時に発表した2020年4-12月は、売上高31億9900万円(前年同期比48.6%減)、営業利益14億7700万円の赤字(前年同期5億9200万円の黒字)、当期純利益14億1900万円の赤字(同4億2000万円の黒字)だった。
ルノアールは、レギュラーコーヒー製造大手のキーコーヒー(株)(TSR企業コード:290039142、東京都港区、東証1部)の持分法適用会社。
ファイザーが7200万人分の新型コロナウイルス向けワクチンを日本に供給する契約を結んだ。これによって日本が2021年に入手できるワクチンは1億5700万人分となった。
カレーハウスCoCo壱番屋などを展開する壱番屋が、ジンギスカン料理店のチェーン展開に乗り出す。新たな業態の開発と育成による成長を目標に掲げる同社だが、なぜジンギスカンなのか。