VOCを形成したのは、アムステルダム・グループとゼーラント・グループを中心とした6つの投資集団である。(下記表参照)これらのデータは、大塚氏の会社発生史論(1946年再販)に基づく。
(図表)VOCの合併における各投資集団の出資金比率

上記図表を見ればわかるが、6つの投資組合(カーメル)の合併において、中核となったのはアムステルダム・グループである。仕上がりの出資比率は57%と過半数を超えた。一方で、VOCの最高経営機関となった17人会における役員数は8人で、過半数を切っている...
今回のコラムは、「経営者の監視ができる仕組み」に関する現行のコーポレートガバナンス制度の有効性を前提としつつ、経営者の不正がなくならない原因について考えを述べてみたい。