前回のコラムでは、16世紀の欧州における新興宗教だったキリスト教プロテスタントが、ドイツではルター派、オランダではカルヴァン派として定着していった流れを追った。そして、大河と運河で細かく細分化されたオランダの土地で、分権的な共和制国家であるネーデルランド共和国(オランダ)が成立。
このオランダでは、ロッテルダムやアムステルダムなどの大都市を中核とした諸州がそれぞれの経済圏を発展させ、それらがやがて深刻な競合関係に陥っていく過程を述べた。オランダ諸州の経済都市圏は、各々が投資集団を設立し植民地ビジネスを活発化。諸州投資集団間での競争が激化すると、オランダの香辛料価格は暴落...
今回のコラムは、「経営者の監視ができる仕組み」に関する現行のコーポレートガバナンス制度の有効性を前提としつつ、経営者の不正がなくならない原因について考えを述べてみたい。