蛇口をひねれば水が出るようなCFO

(鈴木大徳氏談)日本のインフラを作る思いで起業した。蛇口をひねれば水が出るようなイメージでCFOをやりたいと思った。日本の中小企業では決算書の目的とか意義が、税金対策寄りになっている。そこには、どういう決算書にすべきか、どのくらいの利益率にすべきか、どういう成長をすべきかといった考えはない。 

会社を成長させていく、会社の価値を上げることが、経営者に返ってくるという本質的なことを経営者に分かってほしいと思って活動してきた。その結果、これまでのクライアント1000社のうち倒産は1、2社。年商10億円に達した企業がはじめの3年くらいで50社ほどになった。 

これから分かることは本質をちゃんと捉えてきちっとした数値を基にした経営をやっていくことが重要だということ。

こうした取り組みで企業価値が上がれば、それによって何ができるかだが、一つは資金調達が可能になる。安い金利の資金を投下していけば事業が大きくなっていく。

現在、100ある日本中の地方銀行の東京支店との取り組みを作っており、これら金融機関から中小ベンチャーに対して4000億円を供給してもらっている。特に外食産業に多くの資金を出してもらっており、上場準備に入っている30社は外食産業が中心だ。

M&Aについても中小ベンチャー企業の経営者はしっかりとした考えを持たなければならない。いい企業がある、お金はある、では買おうというようなことではだめ。IPOもM&Aも成立した後が大事。これを前提としてやっていかないといけない。

The CFO Consulting 鈴木大徳社長

【鈴木大徳氏プロフィール】

2002年 古田土公認会計士事務所入所、2008年 CFO Consulting Group設立

2010年 subLime取締役、2014年 ダイヤモンドダイニング社外役員

2014年 The CFO Consulting社長

文:M&A online編集部