シキボウからゴルフ場子会社を買収するバンリューゴルフってどんな会社

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(写真はイメージ)

シキボウ<3109>が、ゴルフ場子会社のマーメイドスポーツ(広島県福山市)を、ゴルフ場経営のバンリューゴルフ(兵庫県姫路市)に売却することを決めた。

中核事業に経営資源を集中させ、非中核事業であるゴルフ事業は専門のバンリューゴルフに経営を委ねるのがベストであると判断したという。

バンリューゴルフがシキボウに対し、マーメイドスポーツの譲渡を提案したことから、今回のM&Aが実現した。バンリューゴルフとはどのような企業なのか。

「こてっちゃん」のエスフーズ社長も兼務

バンリューゴルフは2016年の設立で、同社の村上真之助社長は、牛ホルモンの「こてっちゃん」で有名なエスフーズ<2292>の社長も兼ねている。

現在、ヴィレッジ東軽井沢ゴルフクラブ(群馬県)や、東ノ宮カントリークラブ(栃木県)、月ヶ瀬カントリークラブ(京都府)など全国15カ所にゴルフ場を所有している。

2021年4月に日立造船<7004>から伊東カントリークラブ(静岡県)の株式100%を譲り受けたほか、同6月には姫路相生カントリークラブ(兵庫県)と広島紅葉カントリークラブ(広島県)をグループ化した。

さらに機械工具商社の山善<8051>が運営していた、ぜんカントリークラブ(兵庫県)が2022年2月にグループ入り。そして12月15日にはマーメイドスポーツの経営権を取得することになった。

この2年弱の間に五つのゴルフ場を手中に収める計算で、ゴルフ事業の拡大に力を注いでいることが分かる。

M&Aの積極姿勢は続く

帝国データバンクによると、バンリューゴルフの2022年4月期の売上高は5億3800万円(前年度比16.7%増)、当期利益は1億4000万円(同19.1%減)の増収減益決算だった。

一方、マーメイドスポーツの2022年3月期の売上高は3億2800万円(同5.8%増)、当期利益は1000万円(同66.7%増)の増収増益決算だった。

バンリューゴルフの2023年4月期決算にはマーメイドスポーツの業績の一部が加わることになる。

ゴルフは新型コロナウイルスの感染リスクが低いスポーツとして、若い人を中心に愛好家が増えており、来場者数や顧客単価が上向いている。バンリューゴルフのM&Aに対する積極的な姿勢は当分続くことになりそうだ。

文:M&A Online編集部

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