トップ > 調べる・学ぶ > 業界・企業研究 > M&Aアーカイブス >【今治造船】「大手も沈む」構造不況で中堅造船所が成長した理由

【今治造船】「大手も沈む」構造不況で中堅造船所が成長した理由

※この記事は公開から1年以上経っています。
alt
2017年に完成した丸亀新ドックの全景(同社ニュースリリースより)

造船不況期に自主合併を進めた今治造船

 今治造船は石油危機期の1979年に今井造船と西造船(現・あいえす造船)を、1983年には岩城造船を系列化していたが、1980年代後半の円高不況でも1986年に幸陽船渠(現・今治造船)、2001年にハシゾウ(現・あいえす造船)、2005年に新笠戸ドックと渡邊造船(現・しまなみ造船)、2015年に多度津造船を、相次いで系列化している。その間、大手造船会社はドックを削減し、陸上部門の大型構造物をはじめとする新事業にシフトした。運輸省が進めた大手主導のはずの業界再編は、ふたを開けてみると今治造船を軸に進んだ...

この記事は会員専用です。
無料会員に登録して、今すぐ続きをチェックしよう!
会員登録をする(無料)

NEXT STORY