大手造船会社も今治造船も、造船不況をM&Aで乗り切ろうとした。なのになぜ政府から手厚い保護を受けてヒト・モノ・カネのすべてで有利だったはずの大手造船は没落し、今治造船は成長できたのか。違いは「官主導」と「民主導」にある。政府に守られた文字通り「護送船団」方式の再編と、造船会社が自らの判断と責任の下でリスクを取って進めた再編では、勝負にならないのは自明の理だ。
大手の再編はリストラを目的としている。1+1を2ではなく1にするようなものだ...
業績の低迷が続く日本エンタープライズ。M&Aで成長してきた同社は、再びM&AでB2CからB2Bへの方向転換を図る。