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【揚工舎】介護事業の拡大へ、M&Aをこつこつ積み上げる

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揚工舎の本社ビル(東京・板橋)

介護人材養成へ「スクール」を買収

揚工舎として2021年の第1号案件となったのが福祉用具レンタル・販売のケア・フレンド(東京都荒川区。売上高9680万円、営業損失402万円)の子会社化。3月半ばに全株式を取得した。ケア・フレンドは1993年設立で、30年近い業歴を持つものの、近年は債務超過に陥っていた。

高齢化社会の進展とともに介護需要は膨らむ一方だが、業界を悩ませているのが慢性的な人手不足だ。厚生労働省の調査によると、2025年度に介護職員は245万人必要とされるのに対し、現状のままだと34万人不足すると推計されている...

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