2022年の取引金額は前年を約2兆1000億円下回る6兆5612億円。総件数が大きく伸びた割に、金額は伸び悩んだ。1兆円を超えるメガ案件が7年ぶりに姿を消し、数千億規模の大型案件も3割ほど減少した。
金額トップは米国の創薬企業ニンバス・セラピューティクスの子会社「ラクシュミ」を約5485億円で買収する武田薬品工業の案件。2023年3月末までに買収完了を見込む。武田は2019年1月に6兆2000億円でアイルランド製薬のシャイアーを傘下に収めたが、これ以来の大型M&Aとなる...
2022年のIT・ソフトウエア業界では、DX化の進展に伴い、医療やセキュリティ、マーケティング、EC(電子商取引)、暗号資産などさまざまな分野でM&Aが実現。件数、金額ともに高水準で推移した。