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あの大塚家具も!創業家内紛シリーズ(3) 親子・兄弟の争い編
今回は「親子、兄弟の争い編」としてロッテ、大塚家具<8186>、ユニバーサルエンターテインメント<6425>の3社を取り上げる。身内同士の争いであるがゆえに、かえって容赦のない攻防が繰り広げられているようにも映る3社の事例を紹介したいと思う。
ガムやチョコレートなどを手がける大手菓子メーカーのロッテ(東京都新宿区)が、バレンタインデーを機にラーメンチェーン店2社と相次いでコラボ(共同事業)に乗り出した。
麺屋武蔵(東京都新宿区)と幸楽苑ホールディングス<7554>がそのコラボ相手で、両社はいずれもチョコレートとラーメンを組み合わせた「チョコラーメン」を期間限定で販売する。
ラーメンとチョコの相性はいいのだろうか。
麺屋武蔵はロッテと連携し、2021年2月11日から同14日まで、チョコラーメン「“茶”ガーナ」を新宿・上野・吉祥寺エリアで販売する。
「お茶」という和の要素を取り入れ、ほうじ茶などの苦みとチョコレートの甘さの絶妙なバランスを実現。ロッテの板チョコ「ガーナミルク」約1枚を用いて炒めた豚ひき肉はコクのある甘みがあり、ほうじ茶、きなこ、白ゴマ、醤油ダレなどで作る特製ダレを引き立てるという。
コロナ禍でチョコを渡せない人にも利用してもらえるよう、食品デリバリーのUber Eatsを活用し、バレンタインのプレゼント用として箱に入れて届ける。
届け先にはガーナミルクを、Uber Eatsの配達パートナーにはガーナブラックを、ロッテがそれぞれプレゼントする。
麺屋武蔵は1996年の創業で、東京都内に15店舗、海外に8店舗を展開するラーメン専門店。鶏ガラと豚骨を主体とした動物系スープと、かつお節、煮干しでとる魚介系スープのダブルスープが特徴で、チョコラーメンには13年前から取り組んでいる。
幸楽苑ホールディングスは2021年2月17日まで、悪魔の「チョコレートらーめん」と、天使の「ホワイトチョコレートらーめん」を販売している。
ロッテのチョコレート菓子「ビックリマン」とコラボし、注文に応じて幸楽苑限定BIG「ビックリマン」シールをプレゼントする。
幸楽苑は2019年からチョコレートラーメンのコラボ企業を募集しており、2020年12月になって、ロッテから申し入れがあったという。
「チョコレートらーめん」は醤油ラーメンをベースに、カカオオイルを加え最後にチョコレートと生姜をトッピングした。「ホワイトチョコレートらーめん」は塩ラーメンをベースにカカオオイルとクリームを加え、ホワイトチョコレートをトッピングして仕上げた。
「チョコレートらーめん」「ホワイトチョコレートらーめん」ともに、「追いチョコ」で、スープの甘さを増すことができる。
幸楽苑では「チョコレートとラーメンの意外な組み合わせですが、迷走ではありません。実はかなり美味しいのです」としており、バレンタイン時期だけしか味わえない商品だけに、一度試してみるのもありかも。
文:M&A Online編集部
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今回は「親子、兄弟の争い編」としてロッテ、大塚家具<8186>、ユニバーサルエンターテインメント<6425>の3社を取り上げる。身内同士の争いであるがゆえに、かえって容赦のない攻防が繰り広げられているようにも映る3社の事例を紹介したいと思う。