この夏、加熱式たばこの3大勢力が販売エリアを拡大し、いずれも都内に参入した。従来の紙巻きたばこ市場が縮小する中、たばこ会社にとって加熱式は救世主のような存在だ。国内市場を巡る加熱式たばこの動きとともに、海外市場におけるたばこ業界のM&Aに注目する。
アメリカの大手通信会社のAT&Tがタイム・ワーナーをおよそ850億ドルで買収すると発表があり驚きましたが、今度はたばこ業界で合併のニュースが届きました。お相手はブリティッシュ・アメリカン・タバコとレイノルズ・アメリカンです。
旧・日本専売公社から1985年に事業を承継した日本たばこ産業(JT)は、国内では圧倒的なシェアを誇っていたが、海外には競争力のあるブランドがひしめき、自律的に成長するには限界があった。そこでJTが取った戦略とは。