【企業ピックアップ】DIC

毎月気になる企業をピックアップし、その企業の占星術的な視点からポイントをお伝えしています。今回はDICをピックアップ企業として選びました。

同社は1908(明治41)年に川村インキ製造所として創業しました。現在では世界最大手のインキメーカーとして地位を固めています。インキのみならず、有機顔料、合成樹脂、電子材料などに展開し、世界有数のファインケミカルメーカーとして60数カ国・地域で活躍中です。

例えば、高機能樹脂の一つ、PPS(ポリフェニレンサルファイド)コンパウンド。耐熱性や耐薬品性に優れ、金属の代替素材として自動車部品はじめ様々は分野で使われており、同社が世界トップのシェアを誇ります。

2019年8月にドイツの化学大手、BASFの顔料事業を買収すると発表。買収額は9億8500万ユーロ(約1162億円)で、2020年末までに買収を完了する見込みです。

時代は紙への印刷は衰退し、デジタル媒体への成長が大きい流れになっており、同社がこの時代の変化にどのように対応し活躍を続けていくのかに注目が集まっています。

同社は創業100周年を迎えた2008年を機に、大日本インキ化学工業から現在のDICに社名を変更しました。そんなDICの今後はどのような展開になっていくのかを西洋占星術の視点からチェックし、新たな発見や気づきをみていきたいと思います。

まずはDICという会社の傾向を占星術でみてみようと思います。

パワフルさと直感的な先見性を持つ

法人としての設立は1937(昭和12)年ですが、創業である1908年2月15日のホロスコープの方が同社の傾向が強く出ているので、こちらで検証してみます。

創業当時の印刷インクへの参入はかなり先見性があったようです。日露戦争後、大衆文化・消費文化が盛り上がり、美術雑誌の相次ぐ刊行、化粧品や食品などの包装パッケージの需要拡大に伴い、印刷需要が急伸の兆しにあったという。

その後、国内に導入されたばかりのオフセット印刷へのインク開発にいち早く着手し、発展の原動力となりました。

そんな同社の傾向はホロスコープにも色濃く出ており、パワフルな活動力と限界を超えるような粘り強さ、そして火事場でこその力の発揮など、かなり力強いエネルギーを秘めた会社であることが分かります。

実は、スポーツクラブ大手のルネサンスも元々、DICの社内ベンチャーとして1979年に立ちあがったのが始まりです。

先見性もホロスコープにはシッカリと出ていますが、これはデータ分析による先見性というよりは直感的な先見性と言える能力で、何でもないヒントから直感的に面白いアイデアが浮かぶような、能力を持っていることが分かります。

現在でも、同社が参入する事業はニッチなものが多く、業界内でも比較的優位な立場に立てる製品が多い傾向にありますが、それもこの直感的な先見性の結果生まれた製品も多いのではと感じます。

恐らく強力な人脈や後ろ楯など、自社の力だけでなく他社(他者)の手助けもかなり上手く作用していたはずで、その結果もあり現在の地位を構築できたのではないかと感じるホロスコープです。

少々マニアックな視点でも同社のホロスコープを見てみると、創業の1908年と法人設立の1937年では実は偶然どちらも魚座という星座を強調していて、その中でも魚座の26度という場所を重要視している企業であることが分かるのです。

この場所を強調する企業は、同社が本来持っている根底的な目標を見失わずに、伝統を守り続ける必要があることを教えてくれます。

つまり、どのような意図と情熱を持って同社が創立されたのかを常に意識しておくことで、実はかなり足腰の強い安定した企業であり続けることを示唆しています。逆にそういった伝統を忘れてしまったときに、同社の衰退も見えてきてしまうのではと感じるホロスコープなのです。