ここで以前に私が担当した再生事例をご紹介します。再生企業は60数年にわたり建設資材の設計・製造を手掛けるメーカーで、50人以上の従業員を雇用しておりました。しかし、前社長による過大な新規事業投資によって借入金が増大し、急速に資金繰りが悪化していました。このような状況を打開するため、同社及び同社の債権者である金融機関からの依頼により、弊社がスポンサーとなりうる企業を探索することになりました。
スポンサーは比較的すぐに見つかり、結果的にスポンサーと描いた再生計画が承認されました...
休眠会社は一般には無用の長物と考えられているが、あえて休眠会社を買収したり、ときには休眠会社を存続会社として吸収合併したりするケースもある。今回は休眠会社を買収する動機と休眠会社を取り巻く制度について整理してみたい。
東京都内、渋谷や六本木を中心に多くのベンチャー企業の顧問税理士を務めています。最近、創業2~5年くらいの若手経営者の数名から、M&Aについて相談を受ける機会がありました。どんなアドバイスをすればよいでしょうか?(東京都 税理士 S・I さん)
実際にあったM&Aの現場から参考になりそうな事例を紹介するシリーズ。今回は、工事会社を経営するAさんの「息子が会社を継ぐ意思がない。どう説得したらよいか?」という事業承継で悩むケースを取り上げてみます。