【荘内銀行】東北の金融再編は、道半ば?| “ご当地銀行”の合従連衡史

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2017年9月に荘内銀行がネーミングライツを獲得し、「荘銀タクト鶴岡」と命名された鶴岡文化会館(山形県鶴岡市。photo by Mugimaki / PIXTA)

山形県鶴岡市に本社を置く荘内銀行は、同県の日本海に面した庄内地方を営業基盤としている。その創立は1878(明治11)年12月、第六十七国立銀行の創業にさかのぼる。山形県では唯一、国立銀行を前身とした銀行であった。

ちなみに「荘内」はかつてこの地域にあった遊佐、大泉、櫛引の三大荘園のうちで最も栄えた大泉荘に由来するのが定説とされ、この「荘園の内側」を示す言葉とされる。それが、のちに「庄内」と呼ばれるようになったようだ。いまは汎地域名を示す場合は「庄内」が一般的だが、団体名や企業名では固有名詞として「荘内」を使うケースも多い...

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