【熊本銀行】2つの第2地銀のM&Aを経て、更なる再編に!|“ご当地銀行”の合従連衡史
熊本無尽と肥後無尽がそれぞれ相互銀行、普通銀行になり合併して誕生した熊本銀行。熊本を代表する第2地銀になって以降も、隣県の金融持株会社の再編に揺れ動いた。
M&A Online
| 2022/10/24
2022.10.24
荘内銀行は1999年12月、山形市に本店を置いていた殖産銀行と合併構想を発表した。新銀行の名称は「ミライオン銀行」であった。
ところが合併比率や勘定系システムの統一などについて殖産銀行側が反発、両行の間に不協和音が流れ、経営統合は白紙撤回することになった。両行とも「この金融統合の未来には乗れない」と判断したわけだ。
白紙撤回の一方の当事者である殖産銀行は当面は独立した事業運営を行うこととなった...
熊本無尽と肥後無尽がそれぞれ相互銀行、普通銀行になり合併して誕生した熊本銀行。熊本を代表する第2地銀になって以降も、隣県の金融持株会社の再編に揺れ動いた。
第二次大戦期、早い時期に県内唯一の本店銀行となった滋賀銀行。県内では圧倒的なシェアを誇るが、京都・大阪など近県大都市の開拓は、厳しい状況が続いている。
長野県のトップバンク八十二銀行<8359>は、2つの国立銀行の合併により誕生した。地域によって独立色の強い長野県にあって、地元を深耕するとともに、県外や海外にも積極的に拠点を展開してきた。