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【荘内銀行】東北の金融再編は、道半ば?| “ご当地銀行”の合従連衡史

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2017年9月に荘内銀行がネーミングライツを獲得し、「荘銀タクト鶴岡」と命名された鶴岡文化会館(山形県鶴岡市。photo by Mugimaki / PIXTA)

白紙撤回となったミライオン銀行構想

荘内銀行は1999年12月、山形市に本店を置いていた殖産銀行と合併構想を発表した。新銀行の名称は「ミライオン銀行」であった。

ところが合併比率や勘定系システムの統一などについて殖産銀行側が反発、両行の間に不協和音が流れ、経営統合は白紙撤回することになった。両行とも「この金融統合の未来には乗れない」と判断したわけだ。

白紙撤回の一方の当事者である殖産銀行は当面は独立した事業運営を行うこととなった...

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