コロナ禍の影響で過去3年振るわない状況が続いている化粧品大手の資生堂<4911>と、トイレタリー大手の花王<4452>で、業績回復に差が現れてきた。
2023年12月期に花王が増収増益に転じるのに対し、資生堂は減収に転じ、利益も営業利益は公表していないものの、税引き前利益、当期利益はともに減益となる見込みだ。回復の足取りに差が生じる要因は何なのか。
花王の2023年12月期の売上高は1兆5800億円で前年度比1.9%の増収を見込む...
2023年も食品の値上げが続く。2万822品目(平均値上げ率14%)という記録的な値上げラッシュとなった2022年に引き続き、2023年も1-4月の間に7152品目の値上げが計画されている。