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「資生堂」と「花王」回復の足取りに差が

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写真はイメージです

コロナ禍の影響で過去3年振るわない状況が続いている化粧品大手の資生堂<4911>と、トイレタリー大手の花王<4452>で、業績回復に差が現れてきた。

2023年12月期に花王が増収増益に転じるのに対し、資生堂は減収に転じ、利益も営業利益は公表していないものの、税引き前利益、当期利益はともに減益となる見込みだ。回復の足取りに差が生じる要因は何なのか。

4期ぶりに営業増益へ

花王の2023年12月期の売上高は1兆5800億円で前年度比1.9%の増収を見込む...

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