新型コロナウイルス感染症の患者数が増加傾向を示す中、大きな影響を受けてきた飲食業が、さらに厳しい状況にさらされている。
東京商工リサーチによると、2022年11月の飲食業の倒産は前年同月比25.6%増加しており、9カ月ぶりに前年同月を上回った。政府などによるコロナ支援策によって、かろうじて倒産を免れていた企業が、支援策の縮小とともに経営状況が悪化していることが背景にある。
M&Aでも、飲食業企業が同業者に子会社や事業を売却する案件や、異業種企業が飲食事業を買収する案件などが少なくなく、業界再編の動きが垣間見られる...
コロナ前の2019年12月に9230店あったファミリーレストランが、2022年6月には8420店に減少していることが分かった。減少した店舗は810店で、率にすると約9%のマイナスになる。