2022年に全国のスーパーで買い物をした人の支払い額が前年比2%減少した。値上げに伴う支払の平均単価が4%上がったのを、購入品数を6%減らすことで、総支出を抑えた格好だ。
東京商工リサーチ(東京都千代田区)によると、主要食品メーカー121社のうち半数以上の64社が、2023年の出荷分からの価格改定を公表しており、このうち約7割が2月、3月に集中しているという。
値上がりの対抗策として購入品数の抑制が続けば、モノが売れない状況となり、企業業績への悪影響が懸念される...
2023年も食品の値上げが続く。2万822品目(平均値上げ率14%)という記録的な値上げラッシュとなった2022年に引き続き、2023年も1-4月の間に7152品目の値上げが計画されている。