再生医療に必要な特殊培養液は味の素<2802>、培養装置は澁谷工業<6340>、心筋球の移植針はスズキプレシオン(栃木県鹿沼市)が、それぞれ協力して再生医療の実用化に取り組んでいる。
世界では死因の第1位が心臓病で、中でも左心室の収縮不全による心不全が最も多い。心不全は心筋梗塞などにより心臓の組織が壊死を起こし、血液を循環させるポンプ機能が低下する病気。失われてしまった心臓の組織は元に戻ることはなく、現時点では心臓移植しか根治の可能性がない...
イノカ(東京都港区)は、東京大学発の人工知能(AI)・モノのインターネット(IoT)ベンチャー。創業者の高倉葉太最高経営責任者(CEO)が同大工学部を経て同大学院学際情報学府を修了後、2019年4月に「環境移送企業」として立ち上げた。
Kyoto Roboticsは、作業ロボットの目となる「3次元ビジョンシステム」や頭脳となる「AI制御システム」の技術開発を手掛ける立命館大学発のベンチャー企業。同大情報理工学部の徐剛教授が、2000年に「三次元メディア」として設立した。
ボールウェーブは東北大学発の超精密測定機器メーカー。同大学の山中一司教授(現・名誉教授)らが開発したボールSAWセンサーの技術を基に、文科省と科学技術振興機構から支援を受けて2015年11月に起業した。半導体製造から宇宙開発まで用途は広い。
イー・ライフ(東京都港区)は慶応義塾大学発の医療診断ベンチャー。2018年10月の設立で、「非侵襲生体センシングによるアルゴリズムの実用化」をコンセプトに、自宅や介護施設などで住民や入居者の健康増進や生活の質(QOL)の向上を支援している。