イー・ライフ(東京都港区)は、慶応義塾大学発の医療診断ベンチャー。2018年10月の設立で、「非侵襲生体センシングによるアルゴリズムの実用化」をコンセプトに、在宅や介護施設での健康増進や生活の質(QOL)向上などを支援している。

体への負担が少ない検査を病院以外で

「非侵襲」とは、皮膚内や体の開口部への器具の挿入を必要としない医学的な手技を指す。「非侵襲生体センシング」を一言でいえば、「痛みや苦しさがない医療検査」ということになる。同時に「侵襲」的な検査は医師にしか許されておらず、「非侵襲」的な検査にすることで医師がいない自宅や介護施設などでの実施も可能だ。

イー・ライフの安井正人社長は慶大医学部卒業後、スウェーデン・カロリンスカ医科大学院博士課程終を修了。米ジョンズホプキンス大学医学部助教授を経て、慶大医学部薬理学教室教授に就任した。2018年からは同大グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)所長を兼務している。

KGRIは慶大が高度で学際的・国際的な教育・研究活動を目指し、「長寿」「安全」「創造」をテーマに学術資源を集中するための組織。イー・ライフは、まさにそうした研究活動の「成果」として誕生した組織なのだ。