aiwell(東京都千代田区)は東京工業大学発の生体検査技術ベンチャー。米金融会社や独マーケティング・リサーチ会社で家電や自動車など国内外の製造業向けマーケティング、リサーチ業務に当たっていた馬渕浩幸社長が2018年1月にスポーツマーケティングマネジメント会社「CLIMB Factory」を設立した。

タンパク質の画像解析で東工大の認定企業に

2018年8月に現社名に変更し、同10月に同大生命理工学院の林宣宏准教授と次世代技術「AIプロテオミクス」の共同研究をスタート。2019年4月に同大の大岡山キャンパス内で「東京工業大学・aiwell AIプロテオミクス協働研究拠点」を立ち上げ、2019年12月には「東工大発ベンチャー認定企業」となる。

AIプロテオミクスとは生体の状態をプロファイル(共通化した基準で記述)化する技術のこと。人や家畜といった生物のタンパク質をデジタル画像化し、微量検体分析や大量画像データの相互比較を可能にする。

AIプロテオミクスの中核技術は二次元電気泳動技術。これは2段階の電気泳動によりタンパク質を二次元に分離する手法で、一般的に一次元目は等電点電気泳動によりタンパク質を分離し、二次元目はSDS-PAGEにより分子量で分離する。

ちなみに電気泳動技術とは、分子が電場(電界)中を移動する現象を利用した解析手法のこと。特に分子生物学や生化学ではDNAやタンパク質を分離する手法として最も一般的な手法だ。