スターチテック(秋田市)は、秋田県立大学発の農業ベンチャー。米どころの秋田県らしく、機能性のある米などの品種改良を手がけている。同大自体も1999年に開学した若い大学で、2019年2月に同社を立ち上げた生物資源科学部の中村保典名誉教授(スターチテック社長)と藤田直子教授(同非常勤取締役)はイネ澱粉(でんぷん)生合成研究の基礎研究に取り組んできた。
同社はイネの胚乳にユニークな品質を持つ澱粉を生産する変異体育種の研究に取り組み、澱粉特性に合致する商品開発を県内外の企業と共同で実施してきた...
ボールウェーブは東北大学発の超精密測定機器メーカー。同大学の山中一司教授(現・名誉教授)らが開発したボールSAWセンサーの技術を基に、文科省と科学技術振興機構から支援を受けて2015年11月に起業した。半導体製造から宇宙開発まで用途は広い。
イー・ライフ(東京都港区)は慶応義塾大学発の医療診断ベンチャー。2018年10月の設立で、「非侵襲生体センシングによるアルゴリズムの実用化」をコンセプトに、自宅や介護施設などで住民や入居者の健康増進や生活の質(QOL)の向上を支援している。
日本の大学発ベンチャー企業数が2019年度(2019年9月時点)に前年度比288社増の2566社と2500社を突破したことが経済産業省による調査で分かった。大学別では東京大学がトップ、次いで2位が京都大学、前年度4位だった大阪大学が3位に。
第16回キャンパスベンチャーグランプリ全国大会が東京都千代田区の霞山会館で開かれた。全国8ブロックの地方大会を勝ち抜いた高等専門学校、大学、大学院に所属する学生のビジネスコンテストで、12組が熱いプレゼンテーションを繰り広げた。その勝者は…