大学発ベンチャーの「起源」(32) メロディ・インターナショナル

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確かな技術と将来性で高い評価

2016年11月に総務省の「ICTイノベーション創出チャレンジプログラム(I-Challenge ! )」に採択されると、2017年2月には第三者割当増資により約1800万円の調達に成功。同月には四国経済産業局から「異分野連携新事業分野開拓計画『新連携』」の認定を受けた。

創業から3年後の2018年6月に「香川大学発ベンチャー」として認定され、2019年12月には「ものづくり日本大賞 2019」で経済産業大臣賞を受賞している。

2021年4月、京都大学イノベーションキャピタル株式会社(京都市)を無限責任組合員とするイノベーション京都2021投資事業有限責任組合(KYOTO-iCAP2号ファンド)を引受先とする1億5000万円の第三者割当増資に成功した。

今回の第三者割当増資は、KYOTO-iCAP2号ファンドファンドが京大以外の大学発ベンチャー企業へ投資した初めての投資案件だ。京大が認めた大学発ベンチャーとして、さらに信頼感を増すだろう。

京都大学イノベーションキャピタルも高く評価し、第三者割当増資を引き受けた(同社ニュースリリースより)

海外市場も期待できる。合計特殊出生率が高い新興国や発展途上国では、専門医不足と妊婦の長距離搬送による高い母子死亡率が問題になっている。こうした国々でメロディ・インターナショナルの遠隔医療支援技術は、社会課題の解決策であると同時に巨大なビジネスチャンスの「芽」ともなりそうだ。

文:M&A Online編集部

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