グランドグリーン(名古屋市)は2017年4月に創業した名古屋大学発ベンチャー。同大学が研究する最先端の「接木(つぎき)」技術により植物の持つポテンシャルを最大限引き出し、持続可能な食農分野に貢献することを目指して立ち上げた。
別々の植物の茎同士を接着して1つの作物として育てる接木というと、古くからある地味な農業技術と思われがち。確かに接木はすでに普及している技術で、農業生産でもトマトの約6割、きゅうりの約9割で接木によって育成した苗が利用されている...
ジーンテクノサイエンスはがんや免疫疾患といった治療法が不十分な疾患向けのバイオ新薬をはじめ、再生医療などの研究開発に取り組む。その起源は北海道大学遺伝子病制御研究所での免疫関連タンパク質の機能研究にある。3本柱の事業で先端医療を支えている。
火星などの惑星の環境を変化させ、人類の住める星に改造する「テラフォーミング」という言葉がある。この夢のような構想の実現に役立つ可能性のある素材の量産化を進めているのが京大発ベンチャーのティエムファクトリ(東京都港区)だ。