日本初の「競争的買収」成功:ニトリHDによる島忠への株式公開買付成立の意義

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東京都品川区内の店舗

2020年、コロナ禍に見舞われた一年が、暮れようとしている。振り替えれば、M&A(企業買収)の分野においては、有事における買収防衛策の承認、敵対的TOBの頻発、等、興味深い出来事が多数起こった1年だったように思う。その一年の締めくくりに相応しいのが、ニトリホールディングス(以下、ニトリ)による島忠への株式公開買付(TOB)であろう。買付期間は、文字通り年末の12月28日までであるが、成立はほぼ確実である。既に、最初に買収に名乗りを上げたDCMホールディングス(以下DCM)は、12月12日に、TOBの不成立を発表し、買収合戦から撤退している...

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