敵対的TOBに「異変」あり? 13年ぶりの高水準
敵対的TOB(株式公開買い付け)が今年、13年ぶりの高水準で推移中だ。1月からの累計は5件となり「ブルドックソース事件」が起きた2007年と並ぶ。「新型コロナ」下、TOB戦線に異変が起きているのか。
M&A Online
| 2020/11/26
2020.11.26
2020年、コロナ禍に見舞われた一年が、暮れようとしている。振り替えれば、M&A(企業買収)の分野においては、有事における買収防衛策の承認、敵対的TOBの頻発、等、興味深い出来事が多数起こった1年だったように思う。その一年の締めくくりに相応しいのが、ニトリホールディングス(以下、ニトリ)による島忠への株式公開買付(TOB)であろう。買付期間は、文字通り年末の12月28日までであるが、成立はほぼ確実である。既に、最初に買収に名乗りを上げたDCMホールディングス(以下DCM)は、12月12日に、TOBの不成立を発表し、買収合戦から撤退している...
敵対的TOB(株式公開買い付け)が今年、13年ぶりの高水準で推移中だ。1月からの累計は5件となり「ブルドックソース事件」が起きた2007年と並ぶ。「新型コロナ」下、TOB戦線に異変が起きているのか。
澤田ホールディングスの株式公開買付け(TOB)が異例の10回目の延長となったことで話題を呼んでいます。延長の狙いはどこにあるのでしょうか。