【株価】2015年に急伸

株価は上場後からしばらくは上昇下降を繰り返していたが、2015年を契機に大きく上昇し、その水準を保っている。ちょうど2014年末から2015年初めにかけては、「健康サイトで遺伝子研究を開始」や「電子母子手帳が東京都の子育て応援ファンドモデル事業に採択」といった投資家にも注目を集める事業展開を発表していた時期だ。

ちなみに、2017年5月は700円台前半の水準からは若干低下し、600円台の前半で推移している。

【まとめ】従来型のストックビジネスには陰りも

直近の業績は絶好調なものの、携帯ショップの来店客に対してコンテンツの入会促進を行い、実際に入会された場合に、その携帯ショップが成果報酬を受け取れるリアルアフィリエイトが難しくなってきたことから、スマートフォン有料会員数はここ数年微減の状態が続いている。それは従来型のストックビジネスに陰りが見えてきているということでもある。

また、同社も2016年9月期の決算短信で述べているが、社長である前多俊宏氏への依存からの脱却も大きな課題である。これまでは前多俊宏氏という創業者の才覚によって伸びてきた感もあるエムティーアイだが、今後は特定人物に依存しない体制を確立することも急務であると言えよう。

この点については、同社も特定人物に過度に依存しないよう人材の育成・強化に努めてきた。また、M&Aを効率的に活用しながら事業ポートフォリオの見直しを進めてきただけに、今後も活発なM&Aで次の事業を獲得していくことが期待される。

この記事は、企業の有価証券報告書などの開示資料、また新聞報道を基に、専門家の見解によってまとめたものです。

文:M&A Online編集部