眞船 財務面での統合も、問題になりがちですね。買った会社と買われた会社の会計基準を合わせるのは簡単ではない。特に上場企業と非上場企業の場合は、非上場企業側の引当金が十分でなかったり、いわゆる「ざる」な経理をやっていたりというケースもしばしば。親会社となる上場企業の会計基準に合わせるのは、子会社のこれまでの経理のやり方を完全に作り直すのと同じなので抵抗感も大きい。
-財務の一本化が遅れるのは痛いですね...
ハゲタカシリーズの最新作『シンドローム』が発売された。ハゲタカ・鷲津政彦が首都電力買収を仕掛けようとした矢先に、東北を大地震が襲い、原発が電源喪失に陥る。国家的危機に遭遇し、なお買収に突き進む鷲津の思惑とは。著者の真山仁さんに聞いた。
飲食業界では業態を超えたM&Aが加速している。日本食・和食ブームで海外での需要も増えた。では、そのM&Aの実情は? 飲食店のM&Aでは何が大切なのか。現在、約500店舗のコンサルティングを行う山川博史氏が、実体験を踏まえて語る。
M&A仲介やデューデリジェンスなどには複雑な業務が伴う。そんなM&Aの分野で活躍する士業事務所やコンサルティング会社に、M&Aビジネスとのかかわり、大事に考えていること、また自身のキャリアをどう積み上げてきたかなどを聞く。