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「M&Aはゴールではなく、スタート」-みらいコンサルティング

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経営統合には「感情」への配慮が欠かせない

-最終的に給与体系は、どうするのが良いのでしょう?

藤崎 推奨するのはガラガラポン。ゼロベースから給与体系を作るのが最善手ですね。「合併して一つの会社になるのだ」という職場への強いメッセージ性もある。給与体系は非常に敏感な問題なので、買収される企業の労働組合とも早い段階から接触しておき、団体交渉で丁寧に説明する必要があると思う。

合併後の給与体系はガラガラポンが最善手」と、藤崎パートナー

-その他にM&A直後の時点で注意すべき点はありますか?

下阪 感情の問題も大きいですね。「ウチは買われたんだ」という雰囲気にならないようにしないと、買収された側の士気が下がる可能性もある。協働の新しい事業やプロジェクトに、早い段階で取り組むのも良い方法だと思う。買収された側の会社の役割を、ストーリーとして伝えやすい効果もあります。

祐川 従業員向けの説明では「M&A」や「買収」といった言葉を使わず、「パートナー」や「一緒にやっていく」と、お互いに対等であることをアピールする気配りも必要です。「買った会社の従業員は、買われた会社の従業員よりも格上」という雰囲気になると、効率的な経営統合は難しくなる。

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2018/09/24

会社は建物、機械、車両、備品など様々な固定資産を保有しています。M&Aによりこれらの固定資産を受け入れた場合、それぞれの固定資産にはどのような価額を付して帳簿に記載し、どのような方法で減価償却を行うのでしょうか。