相続税は数年に1回大きな改正が入ることが最近、定例になっている。多くの人が知っているのは、2015年に行われた相続税の基礎控除の改正であろう。
2015年前までは基礎控除は「5000万円+1000万×法定相続人の数」であった。しかし、2015年の税制改正により基礎控除は「3000万円+600万×法定相続人の数」に変更された。
法定相続人が3人いる場合、2015年前までは8000万円の基礎控除があったが、2015年以降は4800万円まで基礎控除が削減されたのだ...
M&Aを行い多額のお金が入ってきた経営者にとっての大きな心配事は相続対策だろう。そこで今回は、銀行や信託銀行を使った相続対策の具体例について説明をする。