中小企業庁は1月27日、中小企業政策審議会基本問題小委員会の「制度設計ワーキンググループ(WG)」(座長・沼上幹一橋大学大学院経営管理研究科教授)が取りまとめた中間報告書を公表した。新型コロナウイルス克服後を見据えた日本経済の成長戦略として、中小企業の成長・規模拡大に効果的なM&Aの促進策などを提言した。
中小企業庁によると、新型コロナの影響で減収となった中小企業の割合は大企業より多い。中小企業は取引先への価格転嫁も進んでいないことなどから、大企業と比べた労働生産性の格差が徐々に拡大している...